ノギスとゲージ
30年近く使っているノギスとゲージです。
今ではデジタル式が一般的になっていますが、このダイヤル式が慣れていることもありずっと使い続けています。
随分くたびれてきましたがまだまだ現役です。
ノギス、ゲージはどちらも寸法を測る道具ですが測る物に合わせて使い分けます。
ノギスはジュエリーの地金の厚みや線形、穴のサイズなどを計測する為に使用しますが、デザイン画を描く時には宝石の寸法を測ったりします。
職人さんとは、製作過程に於いて「あと0.2mm細く」などとミリ単位で打合せを行います。
ゲージはテーブルに置いたまま使用し、メレダイヤモンドの寸法を測るのに使います。
ジュエリーにちりばめられたダイヤモンドは0.1mm単位で石合わせをするため寸法が0.1mm小さくなっただけでも良くない仕上がりになってしまいます。
ノギス、ゲージ共にコンマ1ミリという世界の仕事を助けてくれる頼もしい道具です。