
薬草園がこだわりの蒸留所へ。
千葉県大多喜に、公的な薬草園がありました。都内で人気の書店の店主であった江口氏が、あるドイツ人蒸留家から影響を受け、転身渡独し、修行を終えてこの公的薬草園と出会い、自然の植物からお酒を作る蒸留所を開設しました。その名も『mitosaya薬草園蒸留所』ドイツでの修行を終えた江口氏は閉園となったこの薬草園を借り、家族の支え、様々な分野のクリエイター達と協力し、蒸留所を作ったのです。
春から始まった月一度のOPENデーに、先日千葉県大多喜に家族と出かけました。大多喜といえば小江戸と呼ばれていた古い街でもあります。この日も生憎の雨、千葉県は幾度と無く台風被害に合い、今年は大変な年になっています。mitosaya蒸留所も例外ではなく、復旧作業半ばでのOPENデーでしたが、想いの詰まった出来立てのフルーツブランデー・ハーブスピリッツは自然からの恵みである植物や果物の香りに包まれた優しい味でした。(しかしアルコール度数はかなり高めです!)
地域のハーブ園やフードコーディネーターによる出店も楽しく美味しく、優しいおもてなしの数々。悪天候の中でも、訪れるたくさんの地域の皆さんや江口氏の活動を応援している方達が楽しみにしていたイベントなのだと感じました。
蒸留施設の説明、試飲会。都内の人気BARのスタッフが温室の中に期間限定BARを開設し、美味しい飲み方の見本のようなカクテルを提供されていました。
遠く離れたドイツの蒸留家を知り、その生き方に憧れ、自身の転身のきっかけを作ったのが店主の時代に、仕入れた輸入本の数々たっだとは、とてもドラマチックな物語ですよね。
もちろん家用にも購入させていただき、ハーブ農家さんから購入したハーブブーケと共に持ち帰りました。植物あっての蒸留施設、自然と共存して美味しい商品をたくさん作り出してください!