マナブ
昨年1月30日のブログでカルカッシ25のエチュードは第4番を弾いていると書きましたが、1年経った現在は第20番を弾いています。独学ですから先生のOKをもらって次へ進んでいるわけではないのでいい加減なものですが、ノーミスで弾くことは出来ないまでも、自分の中のあるルールを基準に次へ進むようにしています。譜面を見た時には絶対に弾けないだろうと思った曲も、根気よく練習することで弾けるようになることは身を持って体験しました。まあよくぞここまで出来たものだと我ながら感心しています。
クラシックギターは大学生の時に弾き始めましたが、今の方が格段に上手く弾けるようになっていると思っています。これは、テクニックの問題ではなく音楽に対する理解の仕方やギターというものに対する考え方など、若い頃と比べて思考が大きく成長しているからだと思います。
他の例えでは、風景画を描くにしても学生の頃よりも今の方が上手く描けていると自分では思っています。特に練習をしたわけでもありませんが、絵を描くことに対する考え方や物の見方、テクニック習得の情報量が大きく変わったからでしょう。頭の中で練習しているのでしょうね。不思議なものです。
そして、何より上手くなる秘訣は「人に見てもらうこと」ということです。
SNSなどで披露することは上達の早道になります。誰もいないのに録画ボタンを押したのっけからミスの連続です。いつもなら絶対にミスしないところで間違ったりと、如何に練習不足かが思い知らされます。
どんなことでも上手くなるのは嬉しいことです。
「コツコツ練習する」「思考を深める」この大切さを今この年齢になって学んでいます。