最近の撮り方
写真家、内田ユキオ氏の写真、エッセイに魅了されています。冒頭から感涙してしまいました。歳をとったのでしょう、最近は涙もろくていけません。
さて、写真を撮り始めて3年弱になりますが、写真に対する考え方も随分と変わりました。カメラを始めなければ写真がどうのこうのなど考えることすらなかったことなので、それはそれで良い経験をしていると思います。花の写真を撮るにあたり、花の名前を調べて見たり、季節に咲く花を知ったり、写真から様々なことを吸収しているように思います。
内田ユキオ氏の一節に『ハワイには何度も行ったけれどいつもモノクロで撮っている。空も海も青くは写らないが、自分がその場所にいたことが、あの風のなかの一部になっていた喜びがそこに写るような気がするのだ。』この一節にノックアウトされました。
そんなこんなで今、ライカⅢfにはモノクロフィルムが入っています。
そもそもこのカメラが発売された年代はまだカラーフィルムは一般的ではなかった時代、ならばモノクロから撮ってみようと始めました。また、写真を始めた頃は記念写真にならない写真を目指していましたが、今は記念写真で良いじゃないかと思えるようになっています。
これからも写真に対する考えは変わっていくでしょうが、その時その時の考え方を大切にしていきたいと思っています。