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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

「あかり」という彫刻。

「あかり」という彫刻。

芸術

4月25日開催開始2日目からしばらく休館となっていましたが、6月1日より上野・東京都美術館にて「イサム・ノグチ/発見の道」展が再開となり、元々休館中にあたるチケットを持っていたので、早速振り替えにて行ってきました。詩人である日本人の父と、作家である米国人の母の間に生まれ、アイデンティティの葛藤に苦しみながら、彫刻の哲学を打ち立てた彫刻家イサム・ノグチ氏。

東京都美術館にて開催中です。

20世紀を代表する芸術家イサム・ノグチは彫刻のみならず、舞台美術、プロダクトデザインなど様々な分野で大きな足跡を残しました。プロダクト商品の「あかり」シリーズは特に有名で、彼曰く「私は“あかり”はあくまで彫刻としてとらえている、身近に私の作品に触れて欲しい」と。お蔭様で我が家でも、彼の作品はずっと家庭内を優しく照らしてくれています。150個もの「あかり」によるインスタレーションが印象的でした。

あかりによるインスタレーション展示。

生涯において彫刻家として生き続け、様々な日本文化に触れた後、晩年に取り組んだ石の彫刻はイサム・ノグチ作品の集大成ともいえる世界。香川県高松市牟礼での製作にたどり着き、晩年まで数々の作品を生み出すことになる“発見の道”が展示会のタイトルとなっています。会場では数々の作品と並んで、150個の“あかり”でのインスタレーションもみどころの一つとなっていました。会期は8月29日までです。

イサム・ノグチ作品です。

 

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