SDGs
最近よく耳にしますね。ユンヌピエールアンプリュスがご提案するリスタイルもこれに該当します。ジュエリーは素材に価値があり、捨てるところがなく全てを再利用出来る正にSDGsです。
先日、ミシンを買いました。ワイシャツ袖口の擦り切れを補修しようと思ったからです。
夏のクールビズからネクタイをするのが面倒になり、ワイシャツをクリーニングに出すことも面倒になり、ノンアイロンのワイシャツを着るようになり、段々とズボラになっていたところ、あるテーラーのYouTubeを観て考えを改めさせられました。良い素材の洋服を着ること、歴史を理解してコーディネートすることなどを聞かされると目が覚めました。
ツィードジャケットの肘当て(エルボーパッチ)はあのようなデザインかと思っていましたが、あれは代々受け継がれていくものなので擦り切れた生地を補修するために縫い付けられたものだったのです。良い素材は長く使うことが出来るし修理して使える。現代のように「壊れたら捨てる」ではない物を大切にする精神があります。あのチャールズ皇太子は80年代からずっと2着のコートを着回しているらしく、また40年履き続けられているパッチで補修された靴など有名な話です。本当に素敵なことです。
そんなこんなで、もう一度、綿100%のワイシャツを着てネクタイ締めて生活の質を高めようとの考えに至りました。
早速、以前着ていたワイシャツを引っ張り出してみると、袖口が擦り切れているものが8枚もありました。このワイシャツを買っていたメーカーでは襟と袖口を付け替えしてくれる“クレリックリフォーム”というものがあったので出す準備をしていたところ、旧モデルのシャツと最新のものづくりに変化が生じ、パーツ交換作業が複雑化したため2018年にそのサービスは終了したとありました。残念ですが致し方ありません。袖口以外はすごく綺麗なのに捨ててしまうのは勿体無いと思い、ならば自分で補修しようとミシンを購入しました。毎日シャツのリペアに励んでおります。苦手な裁縫もやってみれば楽しいものです。これもSDGsの取り組みになるでしょうか。
またこれからはクリーニング店には出さずに愛着を持ってアイロン掛けもやっていこうと決意したところです。アイロン掛けも大切なものをメンテナンスしている気持ちで楽しいものです。