機械式時計
腕時計を着けなくなってかれこれ20年になりますが、ここにきて腕時計を着けることにしました。
この腕時計は父が若い頃(1960年代頃)着けていたもので、父から貰い暫く着けている時期もありましたが、あまり時計に興味がなかったことや携帯で時間を確認出来る様になったこと、ベルトに汗が溜まっりすることが不快などの理由で次第に着けなくなりました。
この度ふと思い出して20年振りにネジを巻いてみたところ、大幅に時間が進むという時計として使えるような状態ではありませんでした。
以前、古くてオーバーホール出来ないと断られたことがあったので、もう使えないのかと半ば諦めていましたが、色々調べるうちに時間が進む原因の多くは磁気帯びであるとの情報や、機械式の時計はオーバーホール出来るとなどを知り、思い切って修理に出そうと思っていたところ、どういう訳だか正常に動くようになりました。
ならば、割れてしまっている風防を交換するべくネットで探し取り寄せ、自分で取り替えてみました。
文字盤はコーティングが剥がれたりしており、あまり奇麗ではありませんが、ここまで交換してしまうと受け継いだものという意味がなくなってしまいそうなので、文字盤はそのままにしておくことにしました。次は革ベルトに交換しようかと思案中です。
日に数十秒の誤差は出ますが、毎朝僅かなズレを修正してネジを巻くことが日課となっています。
風防を交換して奇麗になった腕時計に、またひとつ宝物が増えたようで凄く愛着を持つようになりました。
まだまだ腕時計を着けることに慣れていませんが、毎日元気に時を刻んでくれています。