故郷で聖地巡礼。
映画、ドラマ、アニメなど、作品に登場する場所に訪れることを《聖地巡礼》と表現するそうです。この度故郷に帰省した際、昨年公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でラストに登場する駅に久しぶりに訪れてみました。
シリーズ化された劇場版アニメの最新作でありシリーズ最後の作品として去年上映されましたが、終盤のシーンにこの見慣れた駅のホームが前面に現れ、思わず涙してしまいました。
今回、入場券を買ってホームに行ってみました。山口県宇部新川駅のホームに立つのは何と40年以上ぶりです。吹く風も変わらず懐かしい風景でしたが、映画の《聖地》となり、新たな一面に出会った気がしました。
この作品の生みの親である庵野秀明総監督。アニメの主人公碇シンジのように悩み多き青年時代や、その後大人になって改めて故郷のこの駅の椅子に腰掛けながら、いろんな想いを巡らせていらっしゃったのではないかと想像してしまいました。