『パリ・オペラ座』展
京橋にあるアーティゾン美術館で開催された『パリ・オペラ座』展の最終日に駆け込むことが出来ました。オペラやバレエがお好きな方でしたらパリ・オペラ座は太陽王ルイ14世によって設立されたというのは周知のとおりですが、今回の展覧会は17世紀から現代までのオペラ座の歴史を総合芸術的な観点から多面的に捉え、270点もの貴重な展示品で彩られていました。
昨夜タイムリーにも舞踊評論家の芳賀直子氏とコンテンポラリーダンサー&振付家の平原慎太郎氏が展示を振り返る〜というインスタライブをやってらっしゃいましたが、この展覧会の深い魅力やよもやま話を存分に語られていてとても興味深かったです。
何と言っても感激したのは、ガルニエ宮落成当時のオリジナルの円天井の最終案と1960年頃に刷新された際のシャガールの最終習作を同時に鑑賞できたのは鳥肌物でした。2010年と2012年にオペラ座で観劇した時の感動が蘇ってきて思わずその時に撮った写真と比べてみたり、しばらくは図録を眺めるのが楽しみでなりません。