先日、六本木ヒルズクラブで開催された「だしから学ぶ和食文化」セミナーに行ってきました。
我が家の場合、今ではせいぜい昆布出汁やいりこ出汁はとることはあっても、鰹出汁はついつい鰹出汁パックを使ってしまっている現状です。
日本橋に本社を置く創業300余年の「(株)にんべん」から来られた講師の方のお話は大変興味深く、1本の本枯鰹節を作るのにこんなにも手が込んでるとは驚きでした。なので、タンパク質やイノシン酸が多く含まれうま味成分が凝縮してる訳ですね。
講義の後は実際に削る体験があったのですが、何年ぶりだったでしょう。幼い頃はどこのお家に行っても木製の削り機が置いてあったような。我が家ではいつも父か姉妹が削っていた光景が懐かしく思い出されました。

だしの飲み比べ

お土産に、初代の屋号「伊勢谷伊兵衛」とデザインされたこだわりの出汁パックをいただきました。江戸町民からは伊勢谷の伊兵衛ということで親しみを込め、部首を取って「人」ニンベンと呼ばれていたそうです。そのニンベンと商売堅実の意味を持つ「曲尺」をマークに社名とロゴタイプが作られたそうですよ。