CHEMEX(ケメックス)のコーヒーメーカーはドイツの科学者ピーター・シュラムボーム博士が「誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れられる器具を作る」と実験室のガラスの漏斗やフラスコを融合させたコーヒーメーカーを開発しました。
1941年に誕生したこのコーヒーメーカー「CHEMEX」はニューヨーク近代美術館(MoMA)、フィラデルフィア美術館、スミソニアン博物館などで永久展示品として認定されています。

ドリッパーとサーバーが一体化している無駄を省いたシンプルで持ち手部分に木と革紐を組み合わせたデザインが何とも美しい。同じデザインでマシンメイドとハンドブロウの製造方法が異なるラインナップがあります。当初、値段に負けてマシンメイドのものを買いましたが、どうしても我慢ならずハンドブロウのものに買い直しました。そこまで違うものか？と聞かれれば明確に違うとは言い難いですがガラスの色、厚み、ニュアンスが違います。何より満足度が違います。

3cup専用フィルター

専用フィルターがこれまた高い。けれども、このフィルターでなければ美味しいコーヒーは淹れられません。独特のペーパーによって油分や雑味を取り除いてくれるらしいのですがランニングコストが高いから丁寧に淹れようとするので美味しくなるのかもしれません。

割ぬよう落ち着いて丁寧に珈琲タイムを愉しみます。

CHEMEXと月兔印スリムポットとPEUGEOTコーヒーミルと