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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

夏の長野へ。

夏の長野へ。

芸術雑記

毎年家族と訪れている長野、今年は少し早めに夫の兄弟家族と訪れました。今回は軽井沢経由で「安東美術館」へ。

 

個人所有の藤田嗣治氏のたくさんのコレクションに出会えます。まるでお招きされたリビングでの鑑賞させていただいている様なオーナーのこだわりを感じる美術館です。安東氏が最初に出会った1枚の絵画から始まり、コレクション数はなんと200点!「すばらしき乳白色の下地」を完成させパリに愛された作家。初期の作品から旅する画家として中南米、日本、ニューヨークと描かれた環境での作品や晩年の宗教画に渡り素晴らしいコレクションに圧倒されました。

代表とも言えるモチーフである“猫”“少女”“愛する女性たち”は数多くの作品がありますが、季節柄特別公開の「戦争の時代」のプロバガンダに使用された珍しい藤田作品も展示されていて、戦争への士気を高めるための絵という意外なコレクションに少し驚かされました。政府からの要望であったであろう作品たち、この時期があって晩年の宗教画へと繋がることになったのかと想像してしまうと胸が苦しくなりました。

戦争がテーマの意外なコレクション。

今年は例年以上に暑い夏の長野でした。朝夕は過ごしやすい気候はもう来ないのでしょうか?上山田温泉の旅館の露天風呂の外気が夜まであまりに暑かったので、翌朝夜明けとともに入浴を楽しみ、吹いてくる風が心地よくほっと一息でした。

早朝の長野県上山田温泉には爽やかな風が吹いていました。

 

 

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