ご家族の宝石からご結婚記念のリングへ
「指輪リメイクのご相談をしたいのですが可能でしょうか?」というメールをいただき、男性のお客様がおひとりでご来店されました。
既に結婚指輪をお召しになっており、奥様が婚約指輪は不要とおっしゃったそうですが、T様のお母様がご家族から受け継いだ指輪を「お嫁さんに」と勧めてくださったとのことでした。
そのままではサイズが合わなかったことから、リスタイル(リメイク・リフォーム)も視野に入れてT様がネットで色々検索されたそうです。
ウェーブのかかった結婚指輪とお揃いのデザインをご希望され、最初のデザイン案で即決されました。当サロンは一つ一つ手作りのため、ディテールを合わせるために「T様の結婚指輪をお預かりできますか?」とお願いしたところ、快く承諾していただき、加工がスタートしました。
2ヶ月後、T様は蘇ったリングを大変喜んでらっしゃいました。長い間結婚指輪をお預かりしていたので、「さすがに妻は気づいているかもしれません。どのように渡すかはこれから考えますので、またご報告しますね」とおっしゃっていました。
後日、ご丁寧なメールとともにアフターディナーの写真が送られてきました。「やっと本日渡すことができ、妻も私の母もとても喜んでいました。素敵な指輪を作っていただき、ありがとうございました。」
お祖父様が使われていたダイヤをお母様がリングにリスタイルされ、それを受け継いで今回の記念の指輪となりました。まさに “ビジュー・ド・ファミーユ(家族の宝石)”。とても心温まるリスタイル(リメイク・リフォーム)となり、私たちも大変嬉しく思います。