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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

古い建築が好き〜日本橋三越劇場

古い建築が好き〜日本橋三越劇場

建築観劇

日本橋三越は日本橋高島屋と並んで古い百貨店で建物も趣がある建築のまま維持されています。エレベーターもいまだに昔ながらの機械でいつもワクワクしながら乗っています。

とても趣のある劇場です。

そんな日本橋三越の6階には“三越劇場”があり、お芝居、ミュージカル、クラッシック演奏会、ライブなど様々な分野の舞台が上演されています。この度久しぶりに訪れ、改めて内装の重厚感を楽しみました。シェークスピア「リア王」を観劇しましたので内装がそのまま舞台美術のようでした。

内装のビジュアルはまるで舞台のセットのよう。

今年で83歳を迎えられる俳優横内正さんが台本と演出を手がけられ、5回目の“リア王”を自身で演じられている舞台。迫力と存在感は相当なもので、若手俳優さんたちにその広い背中を広げて演じられていらっしゃいました。劇場のビジュアルと演劇の重厚感が重なり合いとても素晴らしい舞台でした。

古い劇場は東京、全国に数々あります。安全性を考えた維持には大変なご苦労があると思いますが、是非とも残して使い続け、これからも色々な舞台を芸術的な「箱」として存在し続けていただきたいと願っております。

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