世界初演 ✨ の楽しみ方
先日、K-BALLET TOKYO 世界初演『MERMAID』を観に行って来ました。
熊川氏が新作として、何故アンデルセンの有名過ぎる名作童話「人魚姫」を題材に選んだのか?少し不思議な気がしてましたが、パンフレットの冒頭に書かれてるメッセージを読んで大いに納得しました。
「言葉のないバレエは想像力や感受性を育む舞台芸術であり、ひとりでも多くの子供がバレエに憧れを抱くことで心豊かな未来に繋がる〜」「人魚姫という神秘の存在や海の中の世界をバレエでどう描き出すか〜」
想像力と感受性、とても大切にしたいものですよね。私とて生後3ヶ月の女児の孫を抱っこしながら心豊かに育って欲しいと願うばかりですから。
世界初演はいつにも増してホワイエが殺気だっててワクワクドキドキ。観客席にタキシード姿のディレクター登場で会場中が拍手の渦に!観劇前からテンションMAXとなってしまいました。
初演で私が先ず気になるのが、舞台美術と衣装デザインです。ここは本当の海の中?と錯覚するほどの素晴らしい美術は二村周作氏。小池氏演出のエリザベートなどを手掛けた方なんですね。しかも武蔵美卒とは。衣装は『眠りの森の美女』に続き、色彩の魔術師アンゲリーナ・アトラギッチ氏。実に美しくて魅力的な海の生き物が沢山登場してます。そして、演出、振付、音楽、照明などなど、目も耳も足りな過ぎて心も大忙しなのが初演観劇の極みなのかもしれません。
終演後は興奮覚めやらぬまま、帰宅して夜な夜なパンフレットを読み耽るのもいつものお楽しみ。グラズノフ氏の🎼を復習しつつ、今月23日ソワレは推しダンサー2人のキャストを心待ちにしています。そして3年後は孫と一緒に観劇したいものですね。