35mmの世界
2月に購入した35mmレンズで撮影したフィルムを、ようやく現像しました。8ヶ月も経ってから、その写りを確認できたというわけです。久しぶりの現像作業で、手順をすっかり忘れてしまっていたので、一から調べ直しながら進めました。
最初の30秒は撹拌し、その後30秒停止、5秒撹拌、30秒停止を繰り返して7分間…という時間を計りながらの作業は大の苦手です。水洗作業に入る時、現像タンクの蓋を開け、思っていたネガフィルムの色と違っていたので失敗したかと焦りましたが、実はカラーネガフィルムと勘違いしていただけで、ちゃんと現像出来ていて安心しました。途中で時間がわからなくなったりと、意外といい加減にやりましたが、料理と似ていて、分量を感覚で調整しても美味しくできるようなものです。
さて、35mmレンズの感想ですが、やはり、広角を意識した構図が主体となりました。バルナックライカで写真を撮るようになってからは、よほど暗いところでない限り絞りを開放で撮ることはないので、全体にシャープな写真を狙っています。デジタルで撮っていた時とは異なり、「バックをぼかして」なんてことは全く思わなくなったので、どんなボケ味の写真が撮れるのか今度撮ってみようと思います。
この写真を撮っていると、公園の植木の手入れをしている人に「何を撮っているのですか?」って聞かれ、咄嗟に「枝と空のコントラストです?」みたいな不思議な返答をしたような気がします。丁度レーコードを買って持っていたのでレコードの事も聞かれ、クラシックカメラにアナログレコードを持った「変わった昭和のオジサン」と思われてたのでしょうか?(笑)