六本木ヒルズ・森美術館15周年記念『建築の日本展』に行ってきました。

入るや否や、2015年ミラノ万博日本館の外観に使われた立体木格子に出迎えられ、懐かしい木の香りと共に伝統的な木造工法「木組み」を体感しました。古代出雲大社本殿から始まり、千利休の茶室の復元、丹下健三、隈研吾、村野等吾のモダニズム建築から私の地元山口県宇部市で進行中の石上純也氏の最新作まで、1回では観きれないくらい内容の濃い解説と精巧な模型の数々に圧倒されました。

〜その遺伝子のもたらすもの〜副題が我々日本人のDNAをくすぐります。古代から現代までの建築を通して日本の美意識を再確認できる展覧会でした。建築好きの方は必見です。熱心にメモを取りながら観賞している外国人が多かったのが印象的でした。

釘や金物を使わず木と木をはめ合わせていく伝統工法「木組み」

展示総数400点のスケールです

香川県庁舎から持ってきたブックラウンジ

現存していない丹下健三自邸（1953年）の巨大模型