顔料インク
万年筆のインクには「染料インク」と「顔料インク」「没食子(もっしょくし)インク」という種類があります。
没食子インクは古典インクなどと呼ばれたりもしますが以前ブログで書いた記事「Blue-Black」がそれに当たります。
現今では手軽に使える染料インクが主流ですが、耐水性がないため手紙等の宛名書きには不向きです。そこで威力を発揮するのが顔料インクですが、顔料インクは乾くと水に溶けないため万年筆を詰まらせてしまう原因になります。こうなってしまうと分解洗浄が必須となりますので毎日、万年筆を使わない人にはおすすめ出来ません。
私は主に水彩画のアウトラインの線描きに「つけペン」で顔料インク使っています。
染料インクは用紙にインクが浸透するのに対して、顔料インクは用紙の表面に付着させるという違いがあります。
インクジェットプリンターでもこの二種類があります。
色の再現性が高い染料インクか、耐久性に優れた顔料インクか、用途によって選べるようになっています。