DESIGNER

岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

デザイン画用紙

デザイン画用紙

ジュエリーのお話デザイン道具雑記

デザイン道具の中で大切な用紙のことをまだ書いていませんでした。ジュエリーのデザインはその描き方や用紙にJIS(日本工業規格)などありません。好きな紙に好きなように描けば良いです。

私が使用しているものは、まずアイデアを出す時には破棄するコピー用紙の裏面を使っています。初めてジュエリーデザインの仕事に就いた時はクロッキー帳にアイデアを描くように教えられましたが、あまりにも消費するペースが早いこと、また見返すことがないという理由から今では不要になったA4コピー用紙の裏面に描いています。
ある程度アイデアが固まったらA6サイズのメモパッド(5mm方眼)に描きます。これは最終的に仕上げるサイズで配置バランスを考えてアウトラインまで描きます。これをコピーして着彩して仕上げますが、この時の用紙が最終のデザイン画の用紙ということで重要になります。現在この用紙は上質厚手の少しクリーム掛かったプリンター用紙を使用しています。あまり納得出来ていないので、いろいろな用紙を試していますがこれといったものはまだ見つかっておりません。

現在サロンで行っているデザイン画講習ではトレーシングペーパーに描く方法でレクチャーしています。下絵からトレースし易い、着彩すると映る、台紙に貼り付けることで台紙の色が透けて綺麗に見える、などジュエリーのデザイン画用紙としては凄く良い紙と言えます。多くのデザイナーはトレーシングペーパーに描く人が多いのではないでしょうか。私も始めてデザイン画を教わった時はこの方法でしたが、もう30年以上もトレーシングペーパーには描かない方法を選択しています。最近ではトレーシングペーパーにデザインを描くのも有かな?なんて思ったりもしています。

この紙問題はもう何年も悩み続けています。

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