お迎えしました
そんなこんなでPEUGEOT (プジョー)のコーヒーミルをお迎えしました。
PEUGEOT はフランスのメーカーで「車のメーカーがコーヒーミルを作ってるの?」と思われるかもしれませんが、PEUGEOTは1810年から鋸や斧、かんな等の大工道具や馬の蹄を削るナイフやカミソリなどの金属加工を行うことをメインとした会社から始まりました。
1840年に家庭用のコーヒーミル、1874年にはペッパーミルの生産を開始し、自動車産業に進出したのはコーヒーミルより50年も後の1890年のこととなります。
このたび購入したDIABOLO(ディアボロ)というコーヒーミルは1952年〜56年に製造されたもので、上部で挽き加減を調整出来る機能の付いた後期型となります。僅か4年間しか製造されておらず程度の良いものが少なくなっており、リペイントされたものが多くありますが、このミルは60年前の姿のままなので塗装は剥がれていますが刃はきちんとメンテナンスされています。
尚、DIABOLOとは、お椀を2つくっつけたような形状のコマを2本の棒の間に渡した糸の上で操るジャグリング道具のことを言います。確かにそんな形をしていますね。
豆を挽いて淹れるコーヒーは香り高く、ヴィンテージミルのプラセボ効果もあって更に美味しくなったようです。
飾ってるだけでもテンションが上がる「一生もの」がまたひとつ増えました。