面倒くさい
フィルムカメラは面倒くさいカメラなんですけど、私にとってはデジタルカメラの方がよほど面倒です。フィルムカメラは撮った写真を見るためには現像、プリントもしくはデータ化しないといけないという面倒さはありますが、写真を撮るということにおいては絞りとシャッタースピード、ピントが合っていれば奇麗に撮れます。デジタルカメラは細かい設定をすることでより奇麗な写真が撮れるようになっていますが、ISO感度やホワイトバランスなども設定があったり、測光パターンをどうするか?なんて言われるともう訳が分からなくなってきます。ボタンを任意の機能に設定出来るとか、△〇※□とか、とにかく多くの機能が備わっていますが、こんな面倒なことはありません。まあ、オート機能を使えば難なく奇麗に撮れるんですけど。そうそう、充電しないといけないってのも意外と面倒ですね。
そういえば、フィルムカメラは昔のカセットテープレコーダーに似ているかもしれません。「録音する」「聴く」あとはヴォリュームとトーンしかない単純明快なものです。
そんなことを考えながら、最近またレコードで音楽を聴いてみたいと思い始めています。米国でもレコードが流行っているようで、レコード販売数が前年比113%というのは驚きです。なんとCD売上枚数を上回ってるというから更に驚きです。
この人気復活のけん引は若い世代が「親が聴いていたレコードを見つけたのがきっかけ」とか「音が良い」「カッコイイ」ということらしいです。
初めてCDで音楽を聴いた時にはその便利さやクリアな音に驚きましたが、また面倒くさいレコードも良いかなあと。
ワクワクしながら買って帰ったあのレコードジャケットを眺め、珈琲飲みながら音楽聴くのも良いかなあなんて、ちょっと思ったりしています。