音楽や本の好き嫌いは、そのジャケットやカバーデザインによって大きく左右されていると思っています。気に入ったジャケットだから音楽も良く感じるというプラセボ効果絶大です。タイトルとカバーデザインに惹かれ買った本から好きになった作家さんもたくさんいます。

高校生の時、レコードは輸入盤専門店で買っていました。日本盤よりも安く買えたのが理由です。日本語のライナーノーツや歌詞カードは付いてないのですが、曲が聴ければそれで良いという理由から、安さを優先していました。それでもお気に入りのアーティストは国内盤を買っていましたが、今思うと全て輸入盤で揃えていた方が良かったと思っています。
そんな洋楽に夢中になっていた時代、雑誌で紹介されたレコードはどんな曲なのか想像も出来ないけれども、ジャケットデザインに想像力を働かせてドキドキしながら買って帰ったレコード。今ではこんなドキドキすることのない情報社会。ちょっと寂しいね。
「ジャケ買い」そんな言葉はもう死語なんでしょうか？