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岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

ビートルズ?紫式部?

ビートルズ?紫式部?

読書雑記音楽

最近、ビートルズ関連の本を夢中になって読んでいます。以前は無作為に小説を読み漁っていましたが、次第に小説に魅力を感じなくなり、自己啓発本を読んだり、再び小説に戻ったりしていました。通勤中に本を読むことが多かったのですが、電車で音楽を聴くようになってからは、読書の時間が減ってしまいました。

先日、「ザ・ビートルズ・サウンド最後の真実」という絶版の本を初めて定価以上の価格で購入しました。この本は、ビートルズ関連本の中でも必ずおすすめされる一冊で、ビートルズのレコーディングに携わったジェフ・エメリックの回顧録です。ジェフ・エメリックは、レコーディングに携わる仕事を希望して15歳で「EMI」に就職し、まだ無名だったザ・ビートルズのセッションに立ち会いました。1966年からレコーディング・エンジニアとして、メンバーの無茶な要望に応えるために試行錯誤し、次第にメンバーの個性が強烈に確立していく様子や、少しずつ亀裂が広がっていく過程を描いています。この本は600ページもある分厚いものですが、一気に読めるほど面白く、ザ・ビートルズを聴くなら必読の一冊です。但し、ザ・ビートルズのファンはあまり読まない方が良いかもしれません。当時の嫌な部分や知りたくないことなどが克明に記されています。

これほどの本を読んでいると、さぞかしザ・ビートルズの熱狂的なファンに映るかもしれませんが、実はそうでもなく、追究することが楽しいのであって、たまたまビートルズバンドをやっているから、歴史に影響を及ぼしたザ・ビートルズがどんなものなのか知りたくなったというだけで、もしかしたらその矛先が向けられていたのは「紫式部」や「徳川家康」だったかもしれません。

アナログレコードと共に、ザ・ビートルズ関連の本も少しずつ集めていこうと思っているので、まだまだ楽しみが続きそうです。ただし、この手の本は大きくて重いものが多いので、持ち歩くのが難点です。

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