金の刻印のこと
18金のジュエリーには「18K」「K18」「18金」「750」という刻印が見られますが、これは製作された国によって表記が異なります。
アルファベットの「K」は「Karat」の略で金の純度を示す単位です。
日本では「K18」のように数字の前に「K」を付けるように決まっていますが、海外で製作された「18K」と数字の後ろにK刻印されたジュエリーには75%の金を含有していないものが多く注意が必要です。また、日本の造幣局が証明した18金のジュエリーには「日本の国旗・750」のホールマークが刻印されているものがあります。
金は100%を24分率で表しているので24金が純金となり、18金は75%の金を含有していることになります。しかし何故、100ではなく24が純金なのでしょうか?
これは、金の価値が古代文明から認識されてきたことに起因します。
古代文明では、日の出と日の入りと繋がる一日を24分割=24時間として捉える考え方、つまり、24=1(100%)という考え方に繋がります。
では何故、純プラチナ(Pt1000)がPt24でないのかという疑問が湧いてきますが、これはプラチナの希少性や価値が広く認識されたのが18世紀に入ってからなので、千分率という単位を用い1000=1、つまり1000=100%として考えられているからです。