
ART in LIFE,LIFE and BEAUTY
サントリー美術館リニューアル・オープン記念の展覧会に駆け込みで行って来ました。
1961年の開館以来、“生活の中の美”を基本理念としているだけあって、古代から現代までの厳選されたコレクションはその時代を反映した優品ばかりでした。
特に私の目を惹いたのが、日常使う道具や調度品の美しさ。我が倉田家のご先祖はつげ櫛の工房を営んでたそうで皇室に納めた櫛もあるのだとか。幼い頃、祖母から見せてもらった数々のつげ櫛に想いを馳せながら、会場の櫛の装飾や蒔絵の調度品を食い入るように眺めてしまいました。
改めて、日本人の美意識はなんて素晴らしいのでしょう。現代アートとのコラボ展示もとても興味深かったです。

現代陶芸作家の深見陶治氏の作品でお出迎い

数々の蒔絵櫛

江戸時代:南蛮装人物蒔絵象牙櫛

江戸時代:南蛮屏風

室町末期の屏風と現代美術家野口哲哉作“甲冑を纏った人々”とのコラボレーション

美しい「貝尽蒔絵硯箱・料紙箱」江戸時代

キリスト教の聖画を納める聖龕:西洋人の嗜好に添って制作されたそうです