エメラルドを選ぶ
「アーチ型の扉をイメージしたアール・デコ調のペンダントネックレスを作りたい。センターにはエメラルドを配して。」この願いを叶えるべく、色々な資料やラフ画をデザイナーに渡し要望を伝えました。
ペンダントトップの大きさやフォルムは未だイメージの段階ですが、先ずは大体の大きさを決めてエメラルドを選ぶことになりました。
デザイナーが用意したエメラルドはこちらの4石。
エンハンスメントがE1、ノンエンハンスメントがE2.E3.E4。
エンハンスメントとは、その宝石が本来持っている美しさを引き出すために行う最小限の加工処理を施すことで、ノンエンハンスメントとは紛れもない無処理の天然石のことです。
先日の13周年感謝祭でもお手に取ってご覧いただきましたが、どれも甲乙付け難く美しいルースでした。
私が迷ったルースはE2とE4でしたが、決め手はデザインを想像した時の大きさと色味でE2に決めました。
E2はコロンビアムゾー鉱山の上級品。内包物がほぼ含まれていノンエンハンスメントなので石の輝きが内部のクリーンさを引き立たせています。
初めて自分の目で選んだTREATMENT None のエメラルドルース。自然が作り出した神秘の緑色にすっかり心惹かれてしまいました。これからじっくりとデザインを決めていこうと思います。