ダミアン・ハースト“桜”
国立新美術館で開催されている『ダミアン・ハースト 桜』展に行って来ました。
ダミアン・ハーストと言えばイギリスの現代美術家で、これまで死んだ動物をホルマリンで保存した作品や、人間の頭蓋骨をかたどったプラチナに8000個を超えるダイヤモンドを敷き詰めた作品など衝撃的なものが有名です。
「母の桜の絵に背中を押された」と言うハーストの“桜”はもっと攻撃的で狂気な絵かと思いきや見事に裏切られ、天井高8mもある空間に、ダイナミックに桜花爛漫な景色が広がっていました。107点のシリーズのうち彼自身が選んだ24点を展示。それぞれに付いている作品名や流れているインタビュー動画はかなり興味深かったです。
私的には儚い桜のイメージは皆無でしたが、今のご時世でちょっと心が内向きになってる時には凄くパワーを貰える満開の“桜”のように思えました。
ご近所の桜の開花前に是非とも。かなり混んでいるので朝一番の鑑賞がおススメです。