着物を装う
年齢を重ねるにつけ、大切な行事にはなるべくお着物を装いたいと思うようになってきました。この歳にしてまだまだ初心者の私ですが、先日出席した披露宴では、"松嶋波風景"というお柄の手描き京友禅の訪問着に、"扇面に菊柄"の袋帯を合わせてみました。義母がずいぶん昔に仕立てたという相良刺繍の帯、改めて眺めると職人さんが一針一針丁寧に玉結びをしていく手仕事に感動してしまいました。
手元が華やぐようにイタリアンジュエリー "マッティオリ" のカメオリングをあわせてみました。私流ですがラフダイヤモンドの色合いが絶妙にお着物に合ってたような気がします。
この度も、宇部でお世話になってる"千粋"さんのお見立てや着付師の友人からのアドバイスで何とか着こなすことが出来ました。それにしてもいつも脚が攣ってしまうのは足袋の鎌の切れ込みが浅過ぎるせいでしょうか。私はかなり指が長いので次回のために足指に合った足袋をオーダーしてみようと思います。
残念ながら義母のお着物はサイズ的にお直しが難しそうですが、家族の宝石を受け継ぐように、せめて帯や小物などうまく受け継いでいけたらと思います。