地元でのピアノリサイタル
地元宇部市が誇る渡辺翁記念会館で開催された小林愛実さんのピアノリサイタルに行って来ました。
圧巻の24の前奏曲から始まって、スケルツォ1〜4番からアンコール曲まで、手元を凝視できる3列目左側の良席にて、愛実さんの美しくて切なくて深い音色に姉妹共々感無量となりました。
“ふるさと宇部に凱旋”だけあって、会場全体があたたかな拍手に包まれてましたね。最後、宇部市長さんが花束を贈呈されてましたが、せめて一言お声を聞かせてくだされば良かったのに。
以前にもブログでご紹介しましたが、渡辺翁記念会館は村野藤吾氏設計の傑作として国内外でも有名な歴史的建築物で、日本の現代建築20選にも選定された国の重要文化財です。“音響効果の優れたホール”としても有名で、出演者が「温かい響きとどんな小さな音も隅々までいきわたる」と仰るのだそうです。メンテナンスは大変だと思いますが、末長く市民の憩いの記念館であって欲しいものです。