銀座ミキモト本店7階にあるギャラリーで『真珠のようなひと』展を鑑賞してきました。
往年の大女優、高峰秀子さんが使われてた真珠の製品がずらりと並んでるのかと思いきや、文筆家でもあった彼女の「ことばと暮らし」にスポットをあて、いろいろな写真や丁寧な暮らしの中で大切に使われてきた品々とともに紡がれたことばに心を洗われました。ご褒美真珠の話も興味深く、当時ミキモトでは1粒ずつの販売もされてたそうです。

「自宅には亀の子タワシひとつ、気に入らないものはない」という言葉が印象的で、ご自身の審美眼が高く、余計なものは何ひとつ持たない主義だったそうです。いつまでたっても断捨離が進まない今の自分に言い聞かせたいですね。

4丁目の教文館で高峰秀子コーナーが出来ていると聞き立ち寄りました。思わず購入したこの本の中には「宝石」について書かれた頁があり、当時香港で仕立て直し(リスタイル)をした様子も伺えてとても興味深かったです。「真珠のようなひと」そうですね。とびきり上質な大粒の真珠のようなお方だったのではと想像しました。