PRODUCER

プロデューサーブログ
『 倉田真由美のen Plusな日々 』

ルビーの想い出

ルビーの想い出

ジュエリーのお話ルビー

これは宝飾好きの義母が大切にしていたルビーの指輪です。生前、コレクションのひとつひとつ、その宝石にまつわるストーリーを聞かされてきました。7月の誕生石「ルビー」は、その情熱的な色合いから「勝利を呼ぶ石」として人々に好まれきた宝石です。お洋服でも何でも赤が大好きだった義母ですからルビーが好きなのも納得です。確かこのルビーリングは40歳代前半に購入したお品で随分高額だったと記憶しています。色味がとても綺麗なので何度かリスタイル(リフォーム)を勧めたのですが、「色もデザインもとても好みだからこのまま着けて楽しみたい」と断られた想い出があります。


 

私はお洋服同様、どちらかと言うと寒色系の宝石エメラルドやサファイア、タンザナイトなどが好みなので「このリングのままでは着けないし、ルビーは余り好みではないけれど、義母の想い出として何とかリスタイル(リフォーム)出来ないものか?」と色々考えを巡らせました。


私が今欲しいジュエリーのひとつはピンクゴールド系のペンダントネックレス。この1.708ctのルビーを使ってデザインイメージを膨らませてみることにしました。

リスタイル(リフォーム)を取り組んでいく上で、産地と処理が施されてるかどうかを知りたくなったので、先ずは石を外して
中央宝石研究所に鑑別を頼んでみました。透明度も有り綺麗な赤色だったので、勝手な推測でミャンマー産?ひょっとして非加熱?と期待をしてたのですが、分析報告書を見ると『タイ産』に見られる特徴を有しているとのことでした。加熱も施されてましたね。
サザビーズやクリスティーズなどのオークションでも「○○産ルビー」と言うのが落札価格を大きく左右するものです。

 

これから岡田さんにイメージを伝えてじっくりと取り組んでいきたいと思います。そして将来は、7月がお誕生日の次男のお嫁さんが使ってくれたら嬉しいなぁ。

CATEGORY カテゴリー

PROFILE オーナープロフィール

mayumi kurata

mayumi kurata

Une Pierre en Plusプロデューサー。
MIYAKO SHOJI HOLDINGS Co.,LTD 取締役
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。広告企画制作会社「レマン」で約10年間、グラフィックデザインの仕事を手掛ける。その後2007年11月東京表参道に、ジュエリーサロン「ユンヌ ピエール アンプリュス」をオープン。
2012年4月には、銀座へとお店を移し"ジュエリースタイルを創造するオーダーサロン"としてリニューアルオープン。

PAGE TOP