PRODUCER

プロデューサーブログ
『 倉田真由美のen Plusな日々 』

『 そこに光が降りてくる 』

『 そこに光が降りてくる 』

展覧会芸術

今年一番始めに訪れた美術館は白金台にある庭園美術館です。昨年よりかなり気になっていた展覧会で、二人の女性現代美術家による「朝香宮邸でつむぐ鉄とガラスの創造」という企画です。

鉄やガラスと言った素材は、建築物のディテールからインテリア小物にいたるまで、私も大変興味をそそられるモノです。今回訪れて度肝を抜かれたのが、お二人のこれまでの作品を展示してあるだけではなく、この1930年代に建てられた朝香宮邸における一期一会の展示プランを作られたということです。今まで見た中で一番インパクトが有ったかも!

青木野枝氏(鉄)と三嶋りつ惠氏(ガラス)、青木氏は私と同じ年齢で同時期に武蔵野美術大学で彫刻を学ばれたようです。三嶋氏も同世代で、ヴェネツィア・ムラーノ島にて、工房のガラス職人とコラボレーションで作品を制作されているそうです。お二人の制作動画も流れてましたが、ものすごく内なるエネルギーを秘めた作家さんたちでした。

洗面所にそっと置かれてるガラスのオブジェ

 

Ritsue Mishima「光の海」

 

Ritsue Mishima  制作をめぐる資料

 

Ritsue Mishima「光の場」

 

Noe Aoki「ふりそそぐもの」

 

Ritsue Mishima


いつもと違った光に溢れた庭園美術館で、鉄とガラスとアール・デコ装飾との共鳴を存分に堪能することが出来ました。お天気が良かったので本当に「そこに光が降りてくる」ようでしたね。今年も美しいモノをたくさん観て感性を研ぎ澄ませなきゃです。
鑑賞後はお庭を眺めながら、一人まったりとカフェ&コラボケーキをいただきました。

ケーキ〈青木野枝の光〉ルミエール

CATEGORY カテゴリー

PROFILE オーナープロフィール

mayumi kurata

mayumi kurata

Une Pierre en Plusプロデューサー。
MIYAKO SHOJI HOLDINGS Co.,LTD 取締役
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。広告企画制作会社「レマン」で約10年間、グラフィックデザインの仕事を手掛ける。その後2007年11月東京表参道に、ジュエリーサロン「ユンヌ ピエール アンプリュス」をオープン。
2012年4月には、銀座へとお店を移し"ジュエリースタイルを創造するオーダーサロン"としてリニューアルオープン。

PAGE TOP