
古き良きもの
義母の着物コレクションを整理し始めて約半年が過ぎました。何せ、月に一度2〜3日の帰省滞在ですから費やす時間は自ずと限られてきます。
昨年7月のブログにも書きましたが、先ずは種類ごとに仕分けをしました。私と嫁の二人共が全く同じサイズで袖丈がかなり長く、仕立て直すことが不可能なのです。返す返す残念でなりません。
先ずは受け継ぐことの出来る帯から取り掛かりました。桐の箱に入った帯は素人の私でも感心するくらい素晴らしいものばかり!数年前に写真を撮って通し番号も付けてたので、改めて中身との確認作業をしていきました。
気分転換に別の箱を開けると、そこには華やかなお振袖が入っていました。お写真を撮って義姉に確認をしたところ、思春期の頃袖を通した想い出が蘇ってきたのだそうです。孫娘のために取っておきたいと言うことで、呉服屋さんと相談をされ一旦丸洗いをして反物に戻すことにしたそうです。お恥ずかしながら、一度仕立てた着物を反物に戻せるということを初めて知りました。改めてお着物って本当に素晴らしいものなのですね。
帯の一部が終わったら、今度はお着物の仕分けです。一枚二枚三枚四枚と開く毎に素晴らしいお着物ばかりなので、一代決心をして全て写真に収めることにしました。義母が元気なうちに一緒に見てうんちくを聞いておけば良かったなぁ....と思いつつ、帰省時には黙々と写真を撮ってデータに残しております。