
ル・コルビジェ展
パナソニック汐留美術館で開催されていた「ル・コルビジェ展:諸芸術の綜合」に行ってきました。ル・コルビジェといえば、フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の巨匠と呼ばれた建築家です。これまで建築を中心とした展覧会には幾度となく足を運びましたが、今回は視覚芸術における数々の作品が観れると言うことで、とても興味をそそられました。副題の意味は、建築・家具・日用雑器・タペストリー・彩色彫刻・壁画などの諸要素が互いに相関連して一つの統一に至るということだそうです。
抽象絵画の創始者ワリシー・カンディンスキーのリトグラフが観れたのも貴重でした。
「彫刻だけ、絵画だけ、建築だけがあるのではない。
造形的な出来事は詩の助けによる"一なる形”のうちに成熟するのである。」
ル・コルビジェ

三つの人物像 (1934)

右上:マッチ箱と二人の女(1933)/他3点:牝牛シリーズ
中でも一番興味深かったのが、渋谷駅前にあった東急文化会館(1956-2003/日本初の複合商業施設・現ヒカリエの場所) 内の映画館「渋谷パンテオン」に掛けられてた緞帳(どんちょう)の下絵や配色説明デッサンを見ることが出来たことです。
当時の緞帳そのものは見たことはないのですが、渋谷ヒカリエがオープンした時に11階の「東急シアターオーブ」のセンターホワイエに1/5サイズで再現されたと話題になりました。
当時の大緞帳はコルビジェの原画を元に日本の伝統技法の西陣織で製作されたのだそうです。シアターオーブのレプリカも、当時と同じく川島織物の伝統工芸師によるものだそうです。次回オーブで観劇の際には近くに行って鑑賞したいと思います。

牝牛XIV 下絵

当時の写真と下絵
めずらしく全ての撮影がNGと言うことでしたので、図録や数枚のハガキ(上の写真)を購入しました。コルビジェをこよなく愛する建築士の義弟にマグカップのお土産も買って帰りました。