宝石のような和菓子に出会いました。
京都北区紫竹に月に数日しかオープンしない和菓子屋さんがあると知り、一度訪れてみたいと思っていました。「御菓子丸」。主宰は杉山早陽子氏。
彼女の作り出す和菓子はシンプルで凛とした美しい逸品です。特に「鉱物の実」は独特の透明感で美しく、その他も繊細さを極めた和菓子たちです。「鑑賞から食べるまでの行為を1つの作品ととらえて記憶に残る一瞬を和菓子に込めて」制作されていらっしゃるとの事です。
先月10月末以降は店舗という形をとらない旨を発表されてからは、国内外での展示会やイベントコラボなどでは今後も購入可能との事です。以前もこのblogで紹介した森岡書店で彼女の和菓子に出会える機会があり、早速行って参りました。この度、本「そのときみえるもの」を出版されたとの事で書店でのイベントが開催されました。この日のトークイベント参加者には和菓子「種子」のお土産があり、帰宅してゆっくり鑑賞後頂きました。素材を大切にしたとっても優しいお味でした。
銀座1丁目森岡書店での本と和菓子の展覧会は11/11(日曜日)まで。ただし和菓子は連日整理券を入手が必要との事です。本には菓子それぞれに込められた想いや発想などが綴られており素敵な写真とともに読み応えのある本でした。近々の銀座散策にいかがでしょうか。