神奈川みなとみらい駅直結の大型ショッピングモールと広場を挟んで向かい合うように横浜美術館が建っております。常設にも数多くの美術品を所蔵している美術館です。お買い物や広場で遊ぶ中で美術に親しむなんて素敵な環境です。

2019年1月12日(土)～3月24日(日）彫刻家イサム・ノグチ氏と抽象画家長谷川三郎氏の作品展｢変わるものと変わらざるもの｣開催中です。違う環境で学びながら1950年代に出会った二人のアーティストがお互いの文化に影響を受けながら共に親交を深めたようです。二人の作品の軌跡をたどる展覧会となっております。美術史にも詳しい長谷川氏が有形無形の日本の古い文化遺産への無二の案内役となり、ノグチ氏が日本の美の本質を理解する上で重要な役割を果たしたそうです。

イサム・ノグチ氏の作品はニューヨークGarden Museumからの作品が多数出展されていて、貴重な機会となっております。写真の作品｢庭の要素｣のみ個人所有との事で今回は撮影OKとの事でした。美術館のホワイエで静かに訪問客の私たちを迎えてくれておりました。｢静｣の作品の数々を眺め、時間をしばし忘れてしまいました。