「グラフィックデザインはサバイブできるか」
2月14日まで東京都現代美術館にて開催されていた石岡瑛子「血が、汗が、涙がデザインできるか」展は大きな反響を呼びました。銀座では3月19日まで「グラフィックデザインはサバイブできるか」が銀座グラフィックギャラリーで絶賛開催中です。石岡瑛子氏のデビューから1980年代のニューヨークへ渡るまでの日本の仕事に焦点を当てた展示です。
今回は石岡氏のグラフィックデザインに特化しているもの。デザインに対する想いを語るインタビュー音源を流しながら、彼女の強い意志や素直な想いを語る声を聞きながら展示のポスターや資料を眺めるのは最高に面白かった。
エントランスに掲げられていた言葉の中でも、特に印象に残っているのは「デザインすることは演技するものと考えている。」「デザイナーもアスリートと同じで、徹底的に自分を鍛えないといけない。そうしてオリジナルな何かを生み出せないと、サバイブできない。」覚悟を感じました。
ミリ単位、イメージの詳細など細かい指示がぎっしりと書き込まれていました。石岡氏がマントラのように唱えていたことばが、「ORIGINARITY」、「REVOLUTIONARY」、「TIMELESS」だそう。突き進むキーワードだったのですね。