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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

江戸時代からの万能調味料。

江戸時代からの万能調味料。

雑記

銀座8丁目の裏通り、金春通りの中程に「三河屋」さんがあります。開業は元禄時代から。そこで販売されている「煎酒」という調味料が美味しいのです!「煎酒」は古くは江戸時代から食生活に使われ、お酒に梅と鰹節をいれてコトコト煮つめた調味料。お醤油より塩分が少なく、出汁がきいております。今は食材量販店やネットで購入でき、我が家ではしっかり常備調味料の仲間入りをしました。

江戸時代から続く調味料です。

位置する「金春(こんぱる)通り」は江戸時代に能楽金春流の金春屋敷跡があったことからその名がついたそう。幕府直属の能役者として、宅地や家禄を支給されていた家柄の、金春(こんぱる)・観世(かんぜ)・宝生(ほうじょう)・金剛(こんごう)の四家のひとつ。

銀座今春通り三河屋さん。

芸能上達や家内安全にご利益のある「金春稲荷神社」、今は新橋会館の屋上に鎮座しておりますが、もともとは金春屋敷の敷地内に祭られていたそうで、一般参拝は年に一度のお祭りのみ。今年8月の「能楽春祭り」が無事に開催されるといいですね。銀座神社めぐりの一社として拝殿したいものです。通りにはかつて金春通りを含み、約1万メートルも続いたとされる銀座煉瓦街の煉瓦の一部が記念碑として残されています。旧金春屋敷跡から発掘された一部だそうです。そんな煉瓦造りの通りを歩いてみたかったですね。

銀座煉瓦通りの煉瓦保存の碑。

 

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