町田そのこワールドに夢中です。
久しぶりに一人の女流作家さんの作品に夢中です。吉本ばなな氏以来でしょうか、、町田そのこ氏代表作「52ヘルツのクジラたち」が2021年度本屋大賞に選ばれて皆様もご存知ではないでしょうか。
重く辛く胸が苦しくなる作品でも、最後には一筋の光が見えてくる。みずみずしい表現力、人物描写の細かさ、人間同士の関係性、時系列の合わせ方も素晴らしい。それぞれの世界が一気に重なってくる。構成力が素晴らしいのでしょうね。
「コンビニ兄弟」は地方都市のオリジナルコンビニチェーンでの地域密着の様々な展開がお見事。賑やかで人情溢れる世界に癒されました。この本の舞台でもある「門司港駅」はレトロで美しい駅。何度も訪れた場所で、懐かしい。未読の本も、これからの新作も楽しみです。