「銀座の神さま仏さま」で巡る⑪
銀座7丁目、昭和通りと銀座通りを走る花椿通り沿いに鎮座するのは「熊谷稲荷神社」です。歴史は古い。1180年源平合戦で活躍した武将・熊谷直実が埼玉県熊谷市への凱旋帰省の際、この地の人々と縁があり、護符の神札を授けたそう。
世界大戦の時には、当時の世話役の妻がご神体を安全な場所に移動させようとしたところ、突然身体に重みを感じ、そのままとどまることとなり、その結果、社殿とともに無事であったという逸話が残っていて、このことからご利益として、開運、安寧幸福、火防の神様として知られています。
今は建て替えられたシティホテルビルの一角に祭られています。大都会の稲荷神社は建物や場所を変えながらもずっと守り続けられているのですね。
今日も通りすがりの方々が安全を祈っていらっしゃいました。