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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

古いビルが好き~三菱一号館美術館「黒と白」

古いビルが好き~三菱一号館美術館「黒と白」

芸術

東京駅、有楽町駅からほど近くにある“三菱一号館美術館”にて開催中の「ヴァロットンー黒と白」展に行ってきました。こちらは都内でも好きな古い建物である美術館のひとつです。1894年に建てられた元銀行のあった建物です。当時の銀行室は現在“カフェ1894”として賑わっております。

今回の展覧会は美術館所蔵の中でも、19世紀末パリで活躍したナビ派の画家フェリックス・ヴァッロットンの黒一色の作品を一同に展示したもの。三菱一号館美術館は世界有数のヴァロットン版画コレクションをお持ちなのです。ナビ派といえばロートレックも有名で彼との特別関連展示も一部ありました。

「黒と白」色がないんではなく、2色だからこそ描け、伝わることがあるのですね。ジャーナリズム的な作品も多く、いろんな街の風景や、人々の暮らしぶり、トラブルや様々な“死”の現場など。独特のセンスある構図でユーモアと厳しさで表現されています。かなりの作品が当時の記事に使われたようです。

撮影可能な版画/「ル・ボン・マルシェ」

彼の表現力はさすがです。会期は来年2023年1月末まで、またゆっくり見に立ち寄りたいと思っております。

有楽町、東京界隈にお出かけの際はこのノスタルジックな建物の美術館に訪れてみてはいかがでしょうか。

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