落語家はプロアマ合わせてどのくらいの方がいらしゃるのでしょう。「目黒のさんま」という落語にちなんで、目黒区のお祭りのイベントの一つとして新作落語のコンテストが開催されました。今回で３回目だそうです。予選から勝ち抜かれた6名の方の有観客ホールでの新作落語のお披露目でした。

決勝進出者は老若男女、上は60代、下は、何と！ろれつも完璧ではないほどお若い5歳の女子も出場！大注目の噺家さんでした。内容は年相応、しかし、語り方は大人顔負けの間の取り方や演じ分けなどお見事でした。

今回のお題が、「目黒区の坂を入れ込む」ということ。現代劇から時代劇と内容も工夫された力作揃いでした。ゲストの真打ちのお二方、九代目春風亭柳枝師匠、三遊亭れん生師匠の落語は面白くさすがでございました。最優秀賞/二松亭ちゃん平「坂の下のさんま」、審査員特別賞(準優勝）/万年堂きさ馬「目黒の鷹番」の審査結果は納得のお二人。素晴らしい新作落語でした。