Noism Company Niigata「鬼」
新潟市りゅーとぴあ専属舞踊団“Noism”が1月に公演ツアー、関東では神奈川県KAATでの公演が1月13日、14日に開催されました。「鬼」と「お菊の結婚」のダブルビル。両作品共に心待ちにしていた再演でした。
「鬼」は佐渡の太鼓集団“鼓童“が音楽担当で舞台での共演は迫力もあり圧倒されます。太鼓の響き渡る音と共にNoismのダンサー達が作品を踊ります。キレとしなやかさと間とで表現される“鬼”とは。舞踊団芸術総監督であり振付者金森穣氏の世界観が訴えかけてきます。両作品主演である井関佐和子さんも冴え渡っていらっしゃいました。
ストラヴィンスキー「結婚」の音楽にて繰り広げられる別作品の「お菊の結婚」。人間の心に潜む鬼の心が垣間見えて、意味のある2作品でのダブルビルでした。若手ダンサーたちの表現力も素敵で、改めて、今後もメンバーが変わっていこうともNoismの大切な作品として踊り続けて欲しいと願う素晴らしい作品たちでした。