古い建築が好き〜坪内博士記念演劇館
早稲田大学構内に演劇好きには堪らない「坪内博士記念演劇館」はあります。1028年10月坪内逍遥博士の古希を迎え、40巻にも及ぶシェイクスピア全集翻訳の完成の功績を讃えて開館された演劇にまつわる博物館です。創立時空っぽだった博物館に100年以上にわたり一冊一冊と国内外の演劇・映像の資料が集められ続けています。
建築様式は16世紀エリザベス朝時代の劇場「フォーチュン座」模して設計されたとのこと。正面の張り出しがそのまま舞台となり、舞台を取り囲む両翼は桟敷席に、建物前広場は一般席にと、演劇博物館の建物自体が演劇資料の一つとなっているよう。久しぶりに見学、素敵ですね。
この日は別施設の早稲田大学小野記念講堂にて開催された『チェルフィッチュ「映像演劇」をめぐって〜“演劇性”のアップデートに』という長いタイトルの講演に参加させていただきました。映像を利用した演劇の今後とは!一般向けのシンポジウムでしたがとても興味深く拝聴しました。