譲り受ける幸せ。
服飾の仕事に従事し、デザイナー兼職業婦人だった母から「若い頃に自分のために購入したリングなのよ」と譲り受けたリングがありました。サイズ直しをして何回かは使用しましたが、やはりデザイン的につける機会が少なくなっていきました。
兼ねてから創ってみたいペンダントがあり、不器用ながら拙いイラストを岡田デザイナーに託しました。そこはプロの技!とてもスッキリとブラッシュアップされイメージ通りのメレダイヤモンドを使用したペンダントが出来上がりました。香水瓶でもあり、お守りでもあり、身につけたい逸品が出来上がり、母も喜んでくれ、一安心。公私共に愛用しております。
きっと若き日の母は仕事に誇りを感じながら頑張った自分に購入したのでしょう。受け継いだ私もそんな母を思うと誇らしげに感じます。そんな家族の宝石を受け継ぐことは大切でもあり、喜ばしいことでもありますが、デザインや付け心地などはやはり出番があってこそ!と正直思う今日この頃なのです。