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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

7年ぶりに。

7年ぶりに。

観劇

東京目黒区に拠点がある東京バレエ団のでは巨匠である故モーリス・ベジャール振り付け作品の「くるみ割り人形」が団のレパートリーにありますが、今年は7年ぶりに再演されるとのことで鑑賞してきました。

青空の元、大好きな劇場“東京文化会館”

この作品は全編に渡り、ベジャールの幼少時代に亡くなった母親への“思慕の愛”、一生を捧げたバレエへの“愛”で溢れる作品です。チャイコフスキーの音楽による作品ではあるものの、よく上演されている演目とは全く違う魅力の作品。ベジャールならではの振り付け&演出はウィットに富み、カラフルでいて切なさもある。王子様やお姫様はお話の中では出てこず、伝説のダンサー・振付家でクラッシック・バレエ(古典バレエ)の形式を確立させたマリウス.プティパを尊敬するベジャールが終盤にオマージュとして本来のグラン・パ・ド・ドゥのみをオリジナルバージョンで披露されるという演出。(本編には“マリウス”を出演者の一人として登場させている。)

久しぶりの上演でベジャールファンで盛り上がっていました。

今回は元ベジャールバレエ団のダンサー兼芸術監督だったジル・ロマンが特別ゲストで出演!歩く、振り返る、見上げる、手を揺らすだけでも相変わらず絵と音になる方でした!(もちろん踊りもあります!)

バレエ団では中心人物のビム役を演じられた池本祥真さんのチャーミングな軽やかさやストーリーテラーであるフェリックス役の宮川新大さんのキレの良さは素晴らしかったです。現在のバレエ団メンバーで存分に楽しませていただきました。

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